Last-modified 2010/09/12

低レベルアタック・経験値分配とその理論

私が考えてきた過程が全て詰まってますので,はみ出るほど長いです。というかはみ出てます(謎)。また,読んでると頭が痛くなること必至なので,即座にお戻りすることをお勧めします。構わないという方だけ読み進めて下さい。質問やツッコミは大歓迎ですが,よくわかんねーよとか,読んでたら頭痛くなったぞ賠償を要求するニダ,などといった苦情は一切受け付けません。

#2/21大幅修正。バイケタルの行動は激しい炎でなくガスでした……。ツッコミが入りましたので修正いたします。激しい炎*1=ガス*2=100ダメージなので,理論の骨子が間違ってなかったのは不幸中の幸い。

1.敵を知り

1-1.ラスト6連戦について

ラスト6連戦は,文字通り連戦であり,メンツ交換・アイテム補充・HP/MP回復・セーブなどがことごとく不可。一気に勝ち抜く必要があるため,事前の準備が大事となる。が,バイケタルの強さが桁違いなだけで,残りはなんとかなる。逆に言うと,バイケタル戦の対策をしっかりと立てる必要がある。

また,連戦であるが故に,得る経験値を全て同じ4人で請け負わなければならない。経験値は合計で73000程度あり,これをうまく分配することがレベルを押さえる鍵となる。ちなみに,ラスボスであるところのバイケタルは経験値がゼロなので,バイケタル戦のレベルが最終レベルとなる。

1-2.バイケタル戦について

炎の城にいる方じゃなくて。念のため。

(1) 攻撃

バイケタルは残りHPが300を切るとベホイミを連発する。バイケタルは2回攻撃であり,その両方をベホイミに費やすと170程度回復する。よって,その回復量に打ち勝つだけの攻撃を繰り出す必要がある。そこまでの敵には吹雪の杖や雷雲の杖が非常に効果的なのだが(拾えるので資金がいらない,相手の守備力に依らず一定のダメージを与えることが出来る,などの理由による),バイケタル戦の場合は170の回復量を上回ることが非常に難しく失敗となる。また,バイケタルの守備力は尋常じゃなく高いので(正確な値が分からないので曖昧な表現になっております/爆),ただ殴るだけでは一撃で高々30程度しかダメージを与えることが出来ない。

そこで,ベホイミ2回の回復量を上回る方法として

  • バイキルトをかけて打撃
  • ルカニをかけて打撃
  • 多刀流による打撃

が考えられる。が,バイキルトやルカニは唱えられるキャラが限られる。さらに,バイキルトは波動で無効にされる確率が非常に高く,何度もかけ直さなければならない。多刀流は資金が山のように必要となる点がデメリットであるが,そこさえ乗り切れば戦闘中のリスクはゼロというメリットだけが残る。

(2) 守備

バイケタルの攻撃は非常に凶悪であり,メラゾーマや打撃(大)を喰らうと,一気に200以上のダメージを喰らうこともある。低レベルキャラ4人で長期戦に持ち込むのは無謀。ただ,メラゾーマなどの頻度は非常に少ないので,短期決戦に持ち込めば十分勝機はある。

頻度の高い行動としては波動やガスなどが挙げられる。ガス2回で90〜100ダメージとなるため,HPが100を切っていては即死もあり得る。フバーハ(=ゼルクの緑玉)である程度は軽減できるが,波動で頻繁に解除される上,バイケタルは非常に素早いため先攻してゼルクの緑玉を使える保証が全くない。

2.己を知れば

2-1.メンツ選択

低レベルアタックであることから,なるべくレベルの低いキャラを選ばなければならない。ラスト6連戦に突入するときまでレベル1を保てる(と思う……という段階の未確認キャラも混じってます)キャラは

  • アウカク
  • シャウク
  • ジハト
  • タルス
  • ベホマン
  • フアッス
  • アン

であり,この中からメンツを選ぶ必要がある。この時点で,「バイキルトをかけて打撃」「ルカニをかけて打撃」は選択肢から外れることになる(バイキルトを使えるのがアラキだけでありルカニを使えるのがヤンだけであるから)。

低レベルアタックなので,各ステータスが非常に低い。その中でも特に大事なのはHPと攻撃力に直結する力である。というか,他の部分はある程度無視して考えてもいい。それくらいHPと攻撃力が大事なのだ。

前述したように,6連戦中に経験値を分配するので,その間にレベルが上昇してしまうということである。つまり,目標とするレベルまで吟味をし続けることが出来ない。しもべ共と戦っていく中でステータスを上昇させなければいけないため,HPの上昇範囲が低いキャラでは,バイケタル戦で必要なHPに到達しないことが考えられる。

ここで,アンを6連戦に参加させたときのことを考える。また,話を簡単にするため,6連戦では4人とも生き残った状態で撃破し続けた,つまり,経験値の請け負いをしなかったと仮定する。すると,6連戦で得る経験値は18149。

Lv. Ex.
1 0
11 3298
16 17164
17 22320

上の表は経験値表からアンの箇所を一部抜粋したものである。これを見て分かるとおり,先ほどの仮定のとおり6連戦を勝ち抜くと,アンは少なくともレベル16になる。レベル17になるまでには経験値の余裕が4170あるため,6連戦の前にレベル11まで上げることが出来る。

HP MP
初期ステータス 3 7 1 7 9 11 21
上昇幅 3〜5 4〜8 1〜5 2〜3 6〜9 1〜5 4〜7

上の表は,アンの初期ステータスとステータス上昇範囲表である。これを用いて,6連戦開始時,つまりレベル11のときのHPと,バイケタル戦時,つまりレベル16のときのHPを試算してみる。レベル1〜11まではHPについて吟味して毎回5上昇したとし,11〜16のときは吟味不能によりランダム上昇なので,1〜5の平均,つまり3の上昇を得たと仮定する。すると,次のようなことになる。

Lv. Ex. HP
6連戦直前 11 4170 61
バイケタル戦直前 16 22319 76

これを見ると,バイケタル戦でのHPが少なすぎることが分かると思う。ガス*2で即死である。

また,アンは道具を持てないという致命的な欠点がある。耐性防具などの装備,世界樹の葉の所持などがことごとく不可であり,6連戦への投入は無理と判断した。同し理由でベホマンの投入も無理。

#もっとも,アンには「雄叫び」が存在し,その効果はボスにまで及ぶため,毎ターン使ってくれるならHPの低さなど関係なく撃破が可能となる。が,1ターン目の攻撃をしのぎきってその後毎ターン雄叫びを使う確率が一体どれだけのものか。理論的には可能だが実践的には不可能と判断するものである。

2-2.バイケタル戦の方針

前述のように,バイキルトやルカニによる打撃は不能。よって,多刀流による打撃で押しきることになる。

上に挙げたキャラの中で,多刀流を用いることにより一番攻撃力が上がるのはフアッスである。鎧,盾,兜,魔よけの鈴はほぼ必須であり,先攻するためには星降る腕輪が必要となるので,これもほぼ必須。結局,多刀流に使える道具欄は5つ。そこを「はぐれメタルの剣+奇跡の剣+隼の剣」で埋めれば,かなりの攻撃力となる。他のキャラではここまでの多刀流は無理。これで,フアッスをメンツに組み込むことは確定。

フアッスの不安材料は,HPが上昇しにくいことである。さきほどのアンと同じように,経験値とHPを計算してみた。すると以下のようなことになった。

Lv. Ex. HP
6連戦直前 10 2141 83
バイケタル戦直前 16 20290 113

これを見ると,ガス*2についてはクリア。しかし,頻度の低い打撃やメラゾーマで即死する。フアッスがいないとバイケタルの撃破が不能なので,なるべく後列に配置し,流れ弾が当たらないようにしなければならない。

そのためにも,前衛にHPの多いキャラを配置する必要がある。HPの多いキャラとして,ジハトの投入が考えられる。

Lv. Ex. HP
6連戦直前 12 4165 140
バイケタル戦直前 18 22314 185

これを見ると,HPは十分すぎるくらいある(十分すぎるとはいっても,炎*2には十分なだけで,打撃(大)などで即死するわけだが)。また,ジハトは素早さが非常に低く,後攻賢者の石で安定して回復できるというメリットもある。デメリットは,他のキャラに比べて少ない経験値でレベルが上がってしまい,その結果撃破レベルが高めになってしまうことである。この,メリットとデメリットを比較し,ジハトを参入させるか決めなければならない。ジハトは有力な候補ではあるが,確定というほどでもない。

2-3.モック戦について

ここでひとまず目先を変え,6連戦の初戦であるモック戦について考えてみる。

バイケタル戦を最終目標に置いて撃破レベルを設定している結果,モック戦は非常に低いレベルで撃破する必要がある。先ほど上げたフアッスの経験値・HP対応表をもう一度みてみよう。

Lv. Ex. HP
6連戦直前 10 2141 83
バイケタル戦直前 16 20290 113

これを見ても分かるように,モック戦にフアッスはHPが83の状態で挑むことになる。が,モックはダメージの蓄積が800を超えると目の色が変わり,激しい炎を使うようになる。83ではフバーハ状態であっても激しい炎*2に耐えられない。

これに対処する方法としては,

  • 命の木の実を投与してHPを上げる
  • 目の色の変わる直前からはずっと防御し続けて乗り切る

という方法が考えられる。が,命の木の実は3個しか入手することが出来ず,非常に貴重品である。他にHPの低いキャラが居る場合,そっちに投与したいのでなるべくなら使いたくない。また,防御し続ける策を取る場合,フアッス以外のキャラでモックを撃破しなければならない。フアッス以外に多刀流である程度攻撃力を上げたキャラが必要になってくる。

そこでジハトの出番となる。隼の剣こそ装備できないが,ゾンビキラー*5を装備することにより攻撃力は十分。また,HPも高いので安心して攻撃することが出来る。

主人公 アウカク シャウク ジハト フアッス タルス
Lv. Ex. HP Lv. Ex. HP Lv. Ex. HP Lv. Ex. HP Lv. Ex. HP Lv. Ex. HP
6連戦直前 11 5256 112 9 1288 63 12 4165 82 12 4165 140 10 2141 83 7 965 51

上の表は,先ほどと同じように計算したときのモック戦におけるHPである。ジハトの他に,モック戦で安心して攻撃に参加できるキャラは存在しない。主人公が居るじゃないかという人が居るかもしれないが,早まってはいけない。攻撃係と賢者の石係の2人が必要なわけで,結局その組み合わせは主人公+ジハトに決定されてしまうのだ。そして,ジハトの方が力が高いので結果攻撃力が高いということになり,そのまま攻撃係はジハトになる。

また,モックはザオラルを唱えるため,マホトーン或いは魔封じの杖で封じておく必要がある。目の色が変わる前に封じてしまえばいいので,激しい炎*2に耐えられる必要はない。が,アイテム欄を消費するため魔封じの杖を多刀流するキャラに持たせることは避けたい。ので,フアッスやジハトに持たせるわけにいかず,1ターン目はチオレに打撃を繰り出すジハト・賢者の石を使う主人公・防御するフアッス・マホトーン(魔封じの杖)を使う誰か,という行動パターンになる。先に挙げたキャラの中でマホトーンを使えるのがタルスだけなので,4人目の第一候補はタルスだが,タルスはHPが少なく,魔封じの杖で代わりが効く関係上,タルスでなくてはいけないということではない。

2-4.その他のしもべ戦

他のしもべ戦について考えてみよう。特別な対策が必要となって来るであろうと思われるのは,バイルアンデド戦,及びリッチブロス・プアーブロス戦である。

(1) バイルアンデド戦

スカラ+マホトーンでひたすら防御を整えてくるので,マホトーン(魔封じの杖)が有効な手段となる。

守備力にダメージが依存しない雷雲の杖や吹雪の杖でダメージを蓄積させる方法もあるのだが,鬱陶しいメダパニを封じることが出来るという副作用もあるため,できれば魔法を封じた方がよい。というわけで,ここでもマホトーン(魔封じの杖)が必要となる。

(2) リッチブロス・プアーブロス戦

プアーブロスの力を溜める攻撃が脅威である。アラキが使えればスクルトを重ねがけして対処するのだが,レベルが高すぎるので使えない。結局スクルトなしで挑むことになる。力を溜めたあとは防御して乗り切る。

問題は,リッチブロスの呼び出すスライムベホマズンである。ベホマズンを唱えるのももちろん鬱陶しいのだが,それ以上にスライムベホマズンを倒すことで余計な経験値を得てしまうのが困りもの。実際,あとで経験値の計算をするときは,スライムベホマズンの分だけ経験値に余裕を作っている。

スライムベホマズンはバシルーラで飛ばすことが出来るため,許容範囲を超えた場合は飛ばして余計な経験値を得ないで済ませることも出来る。が,効かないことも多いため,スライムベホマズンを呼ばれないうちに撃破・経験値の余裕を取っておくなどの方法で対処するしかない。

2-5.ラスト6連戦に到達する前に

今まで散々6連戦でのことについて語ってきたが,ここで6連戦に到達する前のことを考えてみよう。最後のダンジョンを乗り切らないと6連戦に至れないというのは自明である。

最後のダンジョンだけあって,雑魚敵といえども容赦がない。逃亡に失敗すれば即死者が出ることもあり得るし,そうでなくてもHPをモリモリと削られるのは必至。つまり,道中の回復役が欲しいのだ。

先ほどの表によると,主人公はLv.11であり,ベホイミはギリギリ覚えるラインである。しかし,HPの吟味で精一杯であり,賢さまで吟味してる余裕がない。さらに,MPが50程度しかなく,あっという間にMPが無くなってしまうだろう。そこでベホイミの使えるタルスを連れて行くという方法が考えられる。

が,気合いで逃げ回ればなんとかならないこともないのが現実であり,ここもタルスを入れないと絶対無理かと言われると,そうでもない。

2-6.タルスの優位性

今まで散々タルスについて必要なんだかそうでないんだか曖昧な記述をしてきた。確かにHPは少ないが有効な呪文を数多く覚えているわけで,それだけの基準で選択せよというなら非常に悩ましいところである。

ところが,ある一点において,タルスは非常に優れている箇所がある。それは「レベルアップするのに経験値が非常に沢山必要」というこの点に尽きる。経験値表を見て頂ければ一目瞭然。経験値を19000得てレベル15を保てるのは主人公を除けばタルスだけなのである。覚える呪文が賢者っぽくない,似非賢者だとさんざん言われたタルスも,経験値という観点から見れば立派な賢者である(弁護か何かですかこれは)。

ここで,経験値表埋まってねーぞ本当かどうかわかんねーじゃねーか。とか言われると,それは確かにその通り。しかし,DQの経験値表は階差数列であり,それはTDQの場合も同様。つまり,出だしとある部分が分かっていれば,その間が抜けていてもある程度予測が付くのだ。また,シャウクの経験値上昇具合はジハトと同様であり,近い将来まで同じようなことになっているのではと推測できるわけで(というか,そう仮定してモック戦のところで表を書いた。その場で断らないとは,インチキですねー/汗),99%主人公とタルスだけであると断言するものである(99%は断言じゃねーよ

つまり,タルスを入れればそれだけでクリアレベルが下がるということである。そういうことなら,タルスを入れない手はない。ここに至って,ようやくタルスの参加が確定した。

3.九十戦危うからず(残りは?

3-1.経験値分配について

これで,6連戦に参加するメンツが確定した。主人公・フアッス・ジハト・タルスである。ここで,6連戦を全員が生き残って撃破したとして先ほどと同じような表にしたのが下の表である。

主人公 ジハト フアッス タルス
Lv. Ex. HP Lv. Ex. HP Lv. Ex. HP Lv. Ex. HP
6連戦直前 11 5256 112 12 4165 140 10 2141 83 7 965 51
バイケタル戦直前 15 23405 138 18 22314 185 16 20290 113 15 19913 79

これを見てまず思うことは,タルスのHPが低すぎる! ということであろう。このHPで6連戦を戦い抜けるとはとても思えない。

さらに,この表にはリッチブロス・プアーブロス戦で呼ばれるスライムベホマズンのことをまるで考慮に入れてない。スライムベホマズンを2匹呼ばれたとすると,経験値を更に288*2=576余計に得てしまうため,6連戦前に得ることの出来る経験値が減る。タルスは389までしか余裕がなくなり,事前に上げておけるレベルがLv.5になってしまう。このときHPは最大に見積もって41。フバーハ状態で防御していても激しい炎*2で即死する。

命の木の実を投与すればある程度はカバーできるので,投与すればいいのかもしれない。しかし,命の木の実は3つしか入手不能である。バイケタル戦はフアッスがいないとなんともならないからフアッスにいくつか命の木の実を投与して死亡確率を下げたいところであるため,命の木の実を3つとも使ってしまうのは避けたい。そもそも,3つ投与したところで焼け石に水である。

この対応策として,

  • タルスの最終レベルを16にすることにより吟味区間を長くする
  • 経験値の請け負いを行い6連戦でタルスが請け負う経験値を少なくすることにより吟味区間を長くする

が考えられる。しかし,最終レベルを1つ上げるのはタルスの優位性を失うことになるので,出来ることなら経験値の請け負いで解決したい。

3-2.経験値請け負い方法について

(1) お茶を濁すとどうなるか

とりあえずタルスの吟味区間を長くするためだけに経験値の請け負いをやってみることを考える。具体的には下の表のようなことになる。

戦前ステータス 取得
経験値
主人公 ジハト フアッス タルス
Lv. HP Ex. Lv. HP Ex. Lv. HP Ex. Lv. HP Ex.
モック戦 10 103 2962 11 130 1998 5 54 195 11 83 4364 5448
ガイ戦 12 116 8410 14 152.5 7446 12 89 5643 13 90 9812 1583
リッチブロス・プアーブロス戦 13 122.5 9993 15 160 9029 13 94 7226 13 90 11395 6509
バイルアンデド戦 14 129 16502 17 175 15538 15 104 13735 13 90 11395 1500
ゾンビモック戦 15 135.5 18002 17 175 17038 15 104 15235 14 93.5 12895 5025
バイケタル戦 15 135.5 23027 18 182.5 22063 16 109 20260 15 97 17920
(次のレベルまでの必要経験値) (380) (252) (31) (1194)
(吟味時得ていい経験値の上限) (3341) (2249) (225) (5557)

灰色背景の部分は撃破時死んでいることを示している。また,HPはモック戦のみ吟味した値を,それ以外は平均的にHPが上昇すると仮定し値を記述した。獲得経験値は,それぞれのしもべの持っている経験値を生き残ってる人数で割った数値が記されている。さらに,事前に命の木の実をフアッスに1つ,タルスに2つ,それぞれ投与してある。また,呼ばれていいスライムベホマズンの数を1に設定し,リッチブロス・プアーブロス戦の経験値もそのようになっている。

これを見ると,モック戦・バイケタル戦ともども,非常にギリギリだがなんとかなるかもしれないというレベルのHPになっている。そして,最初はこの計画で6連戦を乗り切るつもりだった。

(2) ちょいと頑張ってみるとどうなるか

ある日,ふと経験値の請け負いをもう少しやればジハトのレベルが1つ下がるのではと思い,早速いろいろと試してみた。結果,以下のようなことになった。

戦前ステータス 取得
経験値
主人公 ジハト フアッス タルス
Lv. HP Ex. Lv. HP Ex. Lv. HP Ex. Lv. HP Ex.
モック戦 7 76 787 10 120 1315 4 47 105 10 78 2880 5448
ガイ戦 12 108.5 6235 14 150 6763 12 87 5553 12 85 8328 2111
リッチブロス・プアーブロス戦 12 108.5 8346 15 157.5 8874 12 87 5553 13 88.5 10439 6509
バイルアンデド戦 14 121.5 14855 17 172.5 15383 15 102 12062 13 88.5 10439 1500
ゾンビモック戦 15 128 16355 17 172.5 16883 15 102 13562 14 92 11939 6700
バイケタル戦 15 128 23055 17 172.5 16883 16 107 20262 15 95.5 18639
(次のレベルまでの必要経験値) (351) (549) (28) (474)
(吟味時得ていい経験値の上限) (7) (1138) (10) (1864) (4) (133) (10) (3354)

先ほどと同じように,命の木の実はフアッスに1つ,タルスに2つ投与してある。呼ばれていいスライムベホマズンの数も同様に1に設定。

これを見ると,バイケタル戦のHPは(厳しいことにかわりはないが)さっきと同じくらいなのでなんとかなりそう。注目すべきは,主人公のモック戦HPが大幅に減っている点である。

こんなHPではモック戦を乗り切れないのではないか,激しい炎*2にまるで耐えられないぞ,と思う人もいるだろうが,全くその通りである。ただ,それは激しい炎*2に耐えられないという部分が正解なのであり,モック戦は乗り切れる。

幸い,モックは目の色が変わらないと激しい炎を使わない。そして,目の色が変わるのはダメージが800を超えてからと分かっている。つまり,モックの蓄積ダメージを800弱にしておいて,そこから総攻撃を仕掛けることによって,目の色が変わる前に撃破してしまおうという計画なのだ。

ここで,「激しい炎*2に耐えなくていいなら,ジハトでなくて別のキャラでもいいんでない?」と思った人は鋭い。しかし,残る選択肢はアウカクとシャウクだけ。シャウクの場合はジハトと同じ経験値でレベルアップしていく(と思われる)ので,力もHPも低いシャウクはジハトに対する優位性が見あたらない。アウカクの場合,攻撃力不足でモックにとどめをさせない可能性があるし,バイケタル戦でHP不足が明るみに出るだろう(バイケタル戦でのHP期待値は94.5)。結局ジハトを使うしかない。

(3) 更にがんばれないか

更に経験値の請け負いをすることを考える。ここで頭に入れておくべきことは,「経験値の請け負いをするたびに世界樹の葉を消費する」ということである。請け負いをするということは誰かを殺した状態で撃破するということであり,これは自明であろう。

そこで,何枚世界樹の葉を持ち運べるかを数えてみることにする。まず,フアッスとジハトは極限まで多刀流をする関係でアイテム欄に空きがない。また,主人公とタルスも,鎧,盾,兜,魔よけの鈴は確実に装備し,さらに武器と星降る腕輪などでアイテム欄が埋まっていく。ゼルクの緑玉やルラミトの雄石も持っていく必要があり,アイテム欄は最大に見積もっても6つ程度しか空かない。いくらこねくり回すにしても,世界樹の葉が足りなければ無理である。6連戦に至るまでの道中やバイケタル戦で死者が出るかもしれないことを視野に入れると,請け負いで使える世界樹の葉は3〜4枚程度ということになる。もはや余裕はないに等しい。

また,上の計画で正直限界という話もある。ジハトやタルスがあと3000以上経験値を他のキャラに請け負わせなければレベルを下げることが出来ない(主人公とフアッスはもっと多い)。が,そのためには吟味中に得る経験値を減らしていかないといけない。タルス・フアッスの吟味をこれ以上端折ることは現実的に厳しく,残り2人の経験値は削っても合計で3000を超えるのがやっと。

というわけで,上の計画が極限低レベルになると思われる。更にレベルを下げる方法がひょっとしたら何かあるのかもしれないが,少なくとも自分のへちょい頭を駆使して得られるものは,これが精一杯。

4.やっと結論

というわけで,以上のことからTDQ2は

ジハト:17,主人公:15,フアッス:16,タルス:15

でクリアするのが極限低レベルであると主張するものである。あー長かった。































誰かアンの雄叫びに頼った低レベルアタックやってみませんか?(ボソッ) いや,気になって仕方ないんだけど,さすがにやる気にならないので……(笑